Beats Solo Pro。

以前「Beats Solo Proが届いた!&ファーストインプレッション」で書きましたが、それからちょうど一ヶ月が経ちました。
というわけで、今回はBeats Solo Proを一ヶ月使ってみてのレビューをしていこうと思います。


Beats Solo Pro


メーカー:Beats by Dre

種類:ANCヘッドホン(オンイヤー)

発売:2019

Beats Solo Proは、Appleの傘下であるオーディオメーカー・Beatsから出ているノイズキャンセリングヘッドホンです。
オンイヤー型と珍しいですが、しっかりとした機能やノイズキャンセリング、音質などで人気のある機種。

Apple純正イヤホンAirPods Proと同時発売なので、機能面ではほぼAirPodsと同じくらいと言われています。
ですが、音質はヘッドホンなだけありやはりワンランク上だと思います。

ノイズキャンセリングもSony WH-1000XM3には劣ると思いますが、日常で使う分には必要十分という印象でした。

バッテリー持ちに関しては、ノイズキャンセリングオンで22時間、オフで最大40時間持つとのことで、普段からオフモードで使っていれば全然普通に使えると思います。

また、10分の充電で3時間使えるようになる「Fast Fuel」という機能も備わっています。


一ヶ月使用レビュー


さて、早速一ヶ月使ってみてのレビューを書いていこうと思います。
なんだかんだ言って、良いところもたくさんありますが、人によって合う合わないがはっきりしそうな気はします。

そこも含めてぜひ最後まで。

音質

まず大事な音質。
個人的な感想では十分な音質だけど、音にこだわりたい人は物足りないかもと感じました。

ちょっと遠くからなっているような感じだったり、クリアではあるけどちょっと惜しい感じがするというか、もうちょっと…と感じることも多々あります。

ですが、癖は全然なくむしろ優しくて聴きやすい、と感じる人もいるかと思うので、人それぞれだと思います。

つけ心地

ヘッドホン選びではこれも大事なつけ心地。

以前の記事でも書きましたが、これは微妙です(少なくとも僕はそう感じました)。

つけてから最初のうちは大丈夫なのですが、長時間つけているとだんだんと疲れてきます。

オンイヤー型なだけあって、かなり締め付けが強いので頭が痛くなったり耳が疲れたり、ということが僕は結構起きました。なので、ずっとつけての作業などは難しそうだな、という印象です。

でも、オーバーイヤー型のようなムレる感じや圧迫感というところはなく、開放感があって良いのかなとも感じています。

頭が小さい人や、こう言ったつけ心地が気にならない人ならお勧めできそう。

一度試してからが無難だと思います。

操作性

Beats Solo Proの操作は、すべてボタンかデバイス側で行います。

ボタンでの操作方法↓

再生 / 一時停止:右イヤーカップBeatsボタンを一回押し

ボイスアシスタント(Siri)起動:長押し

曲スキップ:2回押し

曲戻し:3回押し

音量アップ:右イヤーカップ上ボタン一回押し(長押しでもできる)

音量ダウン:下ボタン一回押し

ノイキャン / 外部音取り込みモード切り替え:左イヤーカップモードボタン一回押し

ノイキャン ・外部音オフ / ノイキャンオン:モードボタン2回押し

ボタンの方がタッチパネルよりも快適に操作できると思いますが、Solo Proのボタンは結構クリック音が大きいです。
なので押すと「ボチ」と結構大きく聞こえるので、邪魔だと感じる人もいるかもしれません。

また、右イヤーカップではボタンの位置が明確に分からないので、Siriを起動しようとして音量マックスにしてしまった、なんてこともたまにあります。
ですが、しっかり触ればわかるので気をつければ大丈夫かと思います。

気をつければ使いにくいこともないので、ボタンでの操作は結構やりやすいのかな、と言った印象。不満は音が大きい以外は特に感じていません。

また、モード切り替えはデバイス側からだと遅れないのですが、Solo Pro本体からだとワンテンポ遅れます。

本体の電源オフは折りたたんで、オンは広げるだけ。たたむ癖をつければバッテリーを無駄に食う心配もありません。

取り回し

Solo Proはコンパクトだし折りたためるので取り回しという点では優れていると思います。(と言っても僕は外で使ってないですが。)

ですが、ちょっとネックなのが重さ。Solo Proは250gを超えています。
WH-1000XM3よりも重いので、オンイヤーのライトさがそこなわれてしまっている気もしています。

なので、先ほど締め付けがあってつけ心地は合わない人もいるかも、と書きましたが、重いのでこれで疲れる人もいそうです。

デザイン

本体のデザインですが、僕はいいと思っています(つけ心地を考えなければ)。
色も(僕はグレー)シンプルで、無駄な装飾もなく気に入りました。

「Beatsはファッション」みたいな考え方もあるように、Beatsはおしゃれなイメージが強いと思いますが、Solo Proはフラットでライトな感じで使えるので誰でもお勧めできそうです。(ライトといっても重さはある)

全体的にマットな質感で、高級感もありGOOD!

充電

悪名高きLightningですが、僕はiPhoneユーザーなので基本問題ありませんでした。
iPhoneで使うLightningを使うだけなので、まあLightningでもいいのかな、とも思っています。(Micro USBよりはマシ。)

バッテリーも、オフモードの時が多ければ一週間くらいは持ってくれるので、普段使いならいい感じに使えるのではないでしょうか。
また、Siriに聞いてすぐバッテリー残量を確かめることもできます。

充電速度も早いので、少なくなったら夜の間に充電しておけば大丈夫だと思います。

接続

ワイヤレスヘッドホンに大切な接続。さすがApple H1チップなだけあり、切れたことは一度もありません。
そんな人ごみに行っていないのではっきりとはわかりませんが、接続は安定していると思います。

デバイスの切り替えも早いし、Solo Proを広げれば最後にペアリングしたデバイスに自動で接続してくれるのも便利です。

AirPods ProはAndroidなどでも安定して接続できるのことなので、Solo ProもAppleエコシステム以外でも安定して接続できるのではないでしょうか。

ケース

ちなみに付属のケースですが、僕が想像していたよりは硬かったですがかなりソフトです。
でもクッション性のある素材もあるので、多少の衝撃などでは大丈夫だと思いますが心配な人はハードケースを買ったほうがいいのかなという印象ですね。

ケースのデザインはいい感じで、ウールっぽい質感で完全なブラックではない色が気に入りました。


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一ヶ月使ってみた全体的な感想としては、「完成度は高いけどあと一歩」という感じですね。

つけ心地や、音質などでもう少し頑張って欲しいとも思います。
ですが、オンイヤーということもありますしこの完成度はすごいとも言えるので、なんともここは難しいところ。

人を選ぶヘッドホンだと思いますが、自分に合うかを確かめてからの購入がオススメです。


まとめ


さて、今回は先月買ったBeats Solo Proについて詳しくレビューしてみました。

先ほども書いた通り、完成度は高いけどあと一歩と感じるヘッドホンだと感じています。
ですが、僕の中での満足度は高いのでこれからも使っていこうと思います。

そこまで音質にこだわらなくて、ノイズキャンセリングヘッドホンが欲しい人は一度試してみて欲しいですね。
そして、Solo Proはヘッドホンの中でも安価な方で公式サイトの価格が¥29,800 (税別)。

Amazonだとさらに安いので、ここもお勧めできるポイントです。

欠点もありますが、満足できる人にはぜひ使って欲しいヘッドホンですね。